あなたがたに書くべきことがたくさんありますが、紙と墨でしたくはありません。Ⅱヨハネ12
ヨハネも長老となり指導的な役割を持つようになっていました。各地に主の教会も多数あったこととでしょう。ヨハネは各地の教会を心に留め、異教の教えが入り込むことに危惧し、手紙を書いていました。
しかし、この手紙の12節では、ただ手紙で伝えるだけでなく、ヨハネ自身が集会に交わり、集会の兄弟姉妹と顔と顔を合わせて語り合いたいと言っています。
彼はその理由を私たちの喜びが全きものとなるためと説明しています。
ここには、信徒同士が一緒に交わることの大切さを教えています。
信徒同士が交わりを持つことで、お互いの賜物やキリストの香りが交わりあい、
より豊かに信仰が養われていくのです。
ここには、今のコロナ禍でのクリスチャン同士の交わりに示唆を与えます。
リモートやインターネットにより、交わりを持つことも有意義ですが、
いっしょに集い、直接、御言葉を聞くことはそれに優る喜びが全うされるのです。
手紙や文書伝道の必要性はまた別にあります。両方を用いることが有用であることでしょう。
しかし、一緒に集まることをやめたりしないで、一緒に集まることを続けることを通して、霊の喜びを全うさせ、信仰の火を弱らせず、信仰の火を熱くしていくことを考えていかなくてはなりません。
こうしてペテロは牢に閉じ込められていた。教会は、彼のために、神に熱心に祈り続けていた。使徒12章5節
弟子たちは、危機に見舞われるときほど、一緒に集まり励まし合いました。
弟子たちがいた所では、ユダヤ人を恐れて戸が閉めてあったが、イエスが来られ、彼らの中に立って言われた。「平安があなたがたにあるように」ヨハネ20章19節
クリスチャンは孤立してはいけません。クリスチャンが共に集まるとき、イエス様も共におられ、平安を与えて下さいます.