かつて、飛行機による人類初の大西洋横断を果たし「翼よ、あれがパリの灯だ」と言って有名になったリンドバーク大佐の奥さんで随筆家であったリンドバーク夫人が、その著書の中で女性にとって大切なことをこう語っています。
「我々が１人でいる時というのは、我々の一生のうちで極めて重要な役割を果たすものなのである。或る種の力は、我々が１人でいる時だけにしか湧いて来ないものであって、たとえば芸術家は創造する為に、文筆家は考えを練る為に、音楽家は作曲する為に、そして聖者は祈る為に１人にならなければならない。女にとっては、自分というものの本質を再び見出す為に１人になる必要があるので、その時に見出した自分というものが、女の色々な複雑な人間的な関係のなくてはならない中心になるのである。女は、チャールス・モーガンが言う『回転している車の軸が不動であるのと同様に、精神と肉体の活動のうちに不動である魂の静寂』を得なければならない」
