主イエス・キリスト・       御言葉の黙想

み言葉が開けると光を放って、無学な者に知恵を与えます。詩篇119:130

人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを、あなたがたに知らせるために。マルコ2:10

【今でも赦されるのです】


エス様が今の私たちの罪を赦してくださるとはどういうことでしょう。

やはり、当時、罪人と言われていた人たちが
生きることに負い目を感じなければならなかったように、
今の私たちもこんな自分に生きる価値があるのだろうかと
どこかで不安を抱えています。

病気になったり、社会的に低い、弱い立場に置かれていたり、
社会の中で忘れ去られていたりと今も当時の遊女、取税人、病の人と
同じような苦しみがあるのではないでしょうか。

こんな自分にいったい誰が語りかけてくれるのでしょうか。
あなたのままでよい、
あなたにも全ての人と同じように生きる価値がある、
愛されていると言ってくれるのでしょうか。

当時も罪の赦しは神からのものでした。
絶対的な揺るがない方からの赦しによらなければ意味がないと考えられていました。
それだけ、人の罪というものが重く、
同時に人の価値が尊いということを知っていたからだと思います。

今も同じです。
いくら人からあなたは愛されているといわれても、
自分で自分を誉め、慰めたとしても、人の心は満足しないのです。
自分の罪の深さを自分で消そうとしてもやはり消せないのです。

自分をほんとに真実に愛してくれる方、
自分のために命を犠牲にしてくださる方、
罪の無い方からの赦しの言葉こそ、
私たちは必要としています。

エス様は私たちに対して罪の赦しを宣言できる御方です。

大切なことは、
エス様の赦しの声を今も私たちは聞くことができるということです。
エス様の赦しは聖書の中の当時の物語ではありません。

今も、イエス様の赦しの言葉を私たち自身が直接に聞くことができるのです。
「子よ、あなたの罪は赦されました」というイエス様の言葉を
自分の心の耳で共に聞いてゆきましょう。