主イエス・キリスト・       御言葉の黙想

み言葉が開けると光を放って、無学な者に知恵を与えます。詩篇119:130

あなたがたの言葉に耳を傾けないなら、その家またはその町を出て行くときに、あなたがたの足のちりを払い落としなさい。マタイ10:14

【弟子の心得その4 未練を残さない】

パウロは頑固な人々の中であっても、力つよくみ言葉を語り続けた。けれど、語るべきことを語りつくすと、その町に未練なく、さっと、御霊が示されるとおりに次の町へと旅立って行った。主を受け入れる人々はみ言葉に委ね、受け入れない人々は、神のさばきに委ねた。

弟子は、人々から無視されたり、排除されたりすることがあると覚悟しておく必要がある。
ただ、情によって人々とつながり、情に絡まれて動けなくなるような関係を作ることではない。
受け入れられなければ、あとは神に委ねて、次の場へと移ればよい。

弟子が町にゆくのは、遣わされるからであり、その使命を全うするためである。
その町の人々と弟子の違いは、弟子は遣わされているということである。
主に呼ばれるならば、その町での業績や自分の努力や人々の情などをすべて置き去って、
新しく出発しなければならない。

また、信仰は押し付けるものでもない。説得させるものでもない。
お話をして、断られるならば、また次の人へと、まず受け入れる人を求めてゆけばよい。

弟子はいろいろな意味で身軽である。