主イエス・キリスト・       御言葉の黙想

み言葉が開けると光を放って、無学な者に知恵を与えます。詩篇119:130

人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることをあなたがたに知らせるために。マタイ9:6

【罪とは何ですか?】
 私たちの教会の礼拝では、「子よ、あなたの罪は赦された」というイエス様の赦しの宣言を聞いてから、礼拝が始まります。
 この言葉は、私の心を優しく労わり支えてくれます。
いつも、この言葉を聞いて、ふっと、心の力を抜くことができます。
あー、生きててもいいんだなあって、自分の存在を認められるのです。

あなたの罪と言われると、何か、犯罪や過ちを思い浮かべるかもしれませんが、
私にとって罪とは、言い換えると、自分の生きてきた軌跡のすべてをいうのです。


生まれてから、これまでの、日々の選択とその結果、日々歩む中で、何か足跡を残し、形が造られてゆきますよね。そして、いろいろな人に出会い、影響を与え合っていくわけです。
でも、自分の身勝手さ、愛の無さ、冷たさ、などなど、は、相変わらずで、ここぞ、というところで、
自分の本性が現れ、人を傷つけていってしまうのです。こんなことを繰り返してきていると、ほんとに、こんな自分でいいのかなあって、どこかでいつも思ってしまう。

こんな、自分の不確かさを抱えたままで、礼拝に行き、
そして、「子よ、あなたの罪は赦された」というイエス様の言葉を聴いて、ほっとするのです

私も、今、やっと、ほっとする福音に出会うことができました。
こんな自分でも、いいのですか?はい、いいですよ!といつも語りかけてくれるイエス様。
後のことも先のことも私に任せなさい!と言って下さるイエス様。

私には、日々新しく、この赦しの言葉を聴くことが、必要です。
(11月3日の日記より。)