主イエス・キリスト・       御言葉の黙想

み言葉が開けると光を放って、無学な者に知恵を与えます。詩篇119:130

エリザベツは不妊の女だったので、彼らには子がなく、ふたりとももう年をとっていた。ルカ1:7

【正しい者の悩み】

由緒ある家柄で、祈り深く、神の御前に正しい生活をしていた老夫婦にも、大きな悩みがあった。
不妊の女というレッテルを貼られていることが、どれだけ、彼女の心を重くしていたことか。

エリザベツの神の御前にある正しい生活というものが、何によって支えられていたのかを教えられる。
アロンの子孫であることから、祭司職が生活化していたことは伺えるが、
それ以上に、彼女の中の個人的な動機が、神の御前にある正しい生活を支えていたに違いない。

彼女には、子供が生まれてこなかった。
彼女は、心の中でいつも、子供を授けて欲しいと祈り続けていたであろう。

主の前に正しく歩もうとしているからこそ、主は、その人に負担を与えられる。
それは、非常に個人的な負担であって、よその人からは、あの人にはどんな悩みがあるのだろうか?と思われるかもしれない。
けれど、その人にとって負担があるからこそ、その負担が求心力となって、ますます、主に近づけられていく。

クリスチャンであって、悩みのない者は一人もいない。悩みがあるからこそ、主から離れられないのだ。