主イエス・キリスト・       御言葉の黙想

み言葉が開けると光を放って、無学な者に知恵を与えます。詩篇119:130

私たちの主イエスが再び来られるとき、 Ⅰテサロニケ2:19

【イエス様の再臨を待ち望む信仰】
テサロニケ人への手紙の各章の終わりには、
「主イエス様が再び来られる・・」という表現が見られます。

私たちの信仰は、
どこから救われたかという過去から見るだけでなく、
将来、どのように救われるかと将来を見ることによって、
信仰の幅が広がると言いましょうか、
現在に耐える力が与えられると言いましょうか、
救いという恵みの豊かさを味わうことができます。

エジプトで奴隷となっていたイスラエルの民が
救われたことを忘れてはなりませんでした。
しかし、彼らは荒野の40年間で、救われた恵みの尊さを忘れて、ただつぶやく民となってしまいました。
それは、彼らが、エジプトから救われたのは、カナンの地へ出発するためであったこと、
そして、カナンには素晴らしい祝福が待っていることを十分に学んでいなかったからではないでしょうか。
彼らは、救われたことを喜び、記念としていましたが、
それは、まだ救いの始まりであり、
のちに与えられる救いの完成を喜ぶことを知らなかったとも言えるのではないでしょうか?

エス様の再臨によって、クリスチャンの救いは完成します。
クリスチャンも救いの完成を喜ぶことを知らなければ、イスラエルの民と
同じように、荒野でつぶやき死んでしまう者となる危険性があると思います。

パウロはテサロニケ人への手紙を通して、
エス様の再臨がどのようにクリスチャンの救いを完成させるのかを教えています。

大まかにテサロニケの各章を振り返ってみますと、

 1章は、イエス様の再臨によって、
 やがて来る御怒りから救われること

 2章は、イエス様の再臨によって、
 宣教の労苦が報いられること。

 3章は、イエス様の再臨によって、
 現在受けている苦難に対する正しいさばきが行われること、

 4章は、イエス様の再臨によって、
 眠った人々との再会が約束されていること、

 5章は、イエス様の再臨によって、
 ずべてにおいて完全な救いが成就すること

 を伝えています。

エス様の再び来られることを待ち望む信仰をこの手紙から学んでいきたいものです。感謝。