主イエス・キリスト・       御言葉の黙想

み言葉が開けると光を放って、無学な者に知恵を与えます。詩篇119:130

尊敬の念をもって妻と生活するように学ばねばならず、 Ⅰテサロニケ4:4

【ますますそのように歩んで下さい】
    実に神の御心は、あなたがたが聖なる者となることです。
    すなわち、みだらな行いを避け、
    おのおの汚れのない心と尊敬の念をもって妻と生活するように学ばねばならず
                            Ⅰテサロニケ4:3、4

パウロはテサロニケの兄弟姉妹たちに、
『ますますそのように歩んで下さい』
と彼らの信仰生活の歩みを見て、太鼓判を押されました。

その歩みとは三つあります。
①妻を大切にし、不倫をしない
②兄弟姉妹同士愛し合う
③自分の仕事を見つけて、収入を得ていく。
でした。

私は、パウロが妻との関係を尊重していくという勧めを最初に置いたことに意味深いものを感じます。
人は家庭を得てこそ、信仰生活にも安定を得るのだなと感じます。(もちろん、まだ独身であったり、事情により独りとされている人もいますが)
夫と妻との関係は、キリストと教会の関係にも例えられるほどのものでありますので、
夫婦関係を大切にするということは、
エス様との関係を大切にしていくことのモデルであり、
信仰生活の軸を整えるようであります。
軸が安定すると、周囲に広がりが出てきますので、兄弟姉妹を顧みる余裕も出てきますし、
軸が安定していると、仕事にも身を入れることが出来るようになる気がします。

世の中には肉と心の望むままに生きればいいのさという誘惑に満ちています。
私は、この誘惑を振り切って前に進んでいくことの大変さは身に染みて感じています。
もちろん、イエス様はいつも私たちを見守り支えて下さっていますので、誘惑に陥っても
クリスチャンが破滅にまで至ることはめったにありません。
(自分から心をサタンに明け渡しさえしなければ)

この世の中でお互いの身と心を守り合うための備えとしても夫婦があるということを
今日ここで再度学ばされるのです。
男性は性の誘惑や名誉の誘惑などに弱いものです。
また女性は持ち物の誇りやねたみ、嫉妬などの誘惑に弱いものです。
私たちは、
お互いの弱さを知り、欠けを補いあっていくことで夫婦の互いが守られ、
パウロの勧めたように聖く歩む道を進んでいけるのではないかと思います。
妻は夫と、夫は妻を大切にすることを学んでいきましょう。感謝。