主イエス・キリスト・       御言葉の黙想

み言葉が開けると光を放って、無学な者に知恵を与えます。詩篇119:130

わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身になりますように。ルカ1章38節

主はその御目をもって、あまねく全地を見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々に御力をあらわしてくださるのです。Ⅱ歴代誌16章9節

神様は、人を通して神様の御心を為そうとされます。
神様は、ご自身の御心を為すために人を必要とされます。
神様が必要とされるのは、心砕かれた素直な魂を持つ人です。
神様は、心砕かれた魂を持つ人を常に捜し求めておられます。
神様は、そのような人の信仰を通して、神様の御心を進められていきます。


マリヤは全世界、歴史上でただ一人、イエス様をその胎に宿すことを許された女性です。
神様の声かけに対する、素直なマリヤの応答によって、救い主誕生の物語は進められました。

マリヤ、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。ルカ1:30,31

【こんな私でもいいのでしょうか?】
神様は、人の外見を見る御方ではありません。神様は人の心の内側を見られる御方です。
神様は、自分が自分がと自己主張をする心や、自分にはそうする資格がありますとかという人の心ではなく、
こんな自分でも大丈夫でしょうか?私には、不安があります。私はどうしたら良いか分かりませんと、
自分の弱さ、至らなさを素直に認めることのできる人の心を見ておられます。
 
天使にマリヤが声をかけられたとき、
マリヤは、なぜ、私に声がかかるのか。なぜ、この私が選ばれたのか。
そして、こんな私でもいいのでしょうか?という心を低くしたのではないかと思います。
 
マリヤには、二つの心がありました。一つは、こんな私でもいいでしょうか?とへりくだる心。
もう一つは、こんな私でも、神様のお役に立ちたいという神を愛する心を持っていたと思います。
神様にとって、マリヤのこの心のありかたこそイエス様を身ごもるのにふさわしい女性と目に映ったのではないでしょうか。
 
戸惑うマリヤに恐れるなと天使は声をかけました。
なぜ、恐れなくても良いと声をかけたのでしょうか?
 
天使はその後に続いて、『あなたは神の恵みをいただいた』と恵みであると言われました。
〈恵み〉は、神様が始められ、神様が備えられ、神様によって進められる神様のご計画です。
 
マリヤは結婚していないにもかかわらず、
男の人を知らなかったにもかかわらず、
一方的にイエス様を宿すことができました。
マリヤの人の行為によらず、努力によらず、
一方的な神様の備えによって、子を宿すことができた。これが恵みです。
 
神様のご計画を進めるのに必要なすべてのことは神様が用意されています。
私たちに必要なのは、マリヤのようにへりくだった心、神様のために役立ちたいと願う心だけです。
マリヤのように素直に、お言葉通りこの身になりますようにと、
神様の言われるとおりになさってくださいという心によって前に進んでいきたいと願います。感謝。
2010.12.子供メッセージ