主イエス・キリスト・       御言葉の黙想

み言葉が開けると光を放って、無学な者に知恵を与えます。詩篇119:130

わたしの羊を牧しなさい。ヨハネ21:16

【信徒牧師の勧め】
よみがえられたイエス様は、全世界に出て福音を宣べ伝えなさいと宣教への勧めを言われたのと同時に、
よみがえられたイエス様は私の羊を牧しなさいと牧会の勧めをなさいました。
私たちは、一人ひとりが主の祭司です。
みなが、イエス様にとりなし祈り、イエス様の御名によって祝福する務めを与えられています。
 
私たちは遣わされた先々で、牧師としての務めが信者一人ひとりに与えられています。
これは、教会の中のグループや地域の集まりのリーダーということではなく、遣わされた家庭、親族、職場などです。これは、男性も女性も関係がありません。
皆が、イエス様からわたしの羊を牧しなさいと言われています。
そして、主に遣わされたところにおいてとりなす務めと祝福する務めが与えられています。
夫は、妻のために。妻は夫のために。
未信者であれば、妻の救いのために、信者であれば、信仰の成長のために、この世の様々な力によって信仰が失われないように、見守りつつ、イエス様にとりなしていくのは夫と妻のそれぞれの大切な務めです。
健康や経済生活や、様々な思い煩い、職場や子育ての悩みを聞きあい、
そのためにとりなしていくのもお互いの大切な務めです。
妻は、夫が世の中で出会う様々な試練や誘惑から守られるように。夫が職場で自信を保ち、仕事に誇りをもって
働けるように祈りましょう。
夫は、妻が家計のために苦労していることを知りましょう。子育ての忙しさで、主との交わりの時間も取れずにいることに気がつきましょう。妻の信仰が萎えてくれば、家庭の明るさにも影響してきます。夫は妻のために、聞くための時間をとりましょう。お互いの健康にも、また性的な生活のためにも祈りあいましょう。
父と母は子供と家族のために。
父親、母親であるということは、牧会者としての基本単位です。家族に気を配り、家族の霊、心、からだが守られるように気を配り、気になることがあれば、いつでもイエス様にとりなすこと、家庭のよい雰囲気を保つために、
家族の精神状態に心配りをしていくこと、このようなことをイエス様は、信徒牧師としてすべての信者に勧めています。子供たちは学校でいじめられていないでしょうか?悪い友達の誘惑にあっていないでしょうか?
進路を選択するために、悩んではいないでしょうか?
父、母は家庭の牧師として子供たちの話を聞き、子供たちの心が悪いものから守られるように祈らなければなりません。
また、子供たちが学校に行く前に、イエス様の御名によって祝福して送り出しているでしょうか?また、寝る前に子供たちの上に手を置き、祝福しているでしょうか。
家族を祝福するのは、父親に委ねられた大切な務めです。
親族のために。
親族の中に、まだ救われていない人はいないでしょうか?救われていない親族がいれば、その人のためにとりなし祈ることは信徒牧師の務めです。親族が偶像礼拝のとりこになっていないか?近くの教会に足を運ぶことができるように祈りましょう。
職場のために。
職場で、隣に座って一緒に働いている人は救われているでしょうか?悩みの中にいないでしょうか?
この世の権力に取り込まれ、お金を神とあがめ、滅びの道に進んでいるようなことはないでしょうか?
職場全体が、主の公平と広義、憐れみを求める職場となっているでしょうか?
それとも、バアルを神としているのでしょうか?職場全体が主の公平と広義、憐れみを現す場となるように祈るのは信徒牧師の務めです。
職場の上司はもうイエス様を信じているでしょうか?この世の力は強いものです。だれかが祈り支えていなければ、悪に取り込まれてしまいます。
 
一人ひとりが、主の祭司としての自覚も持ち、遣わされる先々で牧師の務めを果たすこと、これは、教会の牧師と同等に尊い奉仕、務めであると思います。