主イエス・キリスト・       御言葉の黙想

み言葉が開けると光を放って、無学な者に知恵を与えます。詩篇119:130

あなたがたは、布に包まって飼い葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。ルカ2:12

【今年は、クリスマスを祝う気分になれない人へ】
私の目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。イザヤ43:4


・祝い事には程遠いはずの、羊飼いたちに最初のクリスマスがやってきた。
・野宿していた羊飼いにも、神の愛に出会える場が、用意されていた。
 
・今年も多くの悲しい出来事があったことをニュースの総集編で見た。
 他人事の私には、すでに過去の事件の一つになっていたことに気がついて、驚いた。
 悲しいけれど、当事者の方々以外は、その悲しみを共有することなく、
 このクリスマスを祝おうとしているということに驚いた。

でも、クリスマスを祝うとはどういうこと?

・クリスマスは、家族が一つに集まる日というイメージをUSAでは定着させようとしているらしい。
 でも、家族が集まることのできない事情を抱えている大勢の人々がいる。
・子供にケーキも買ってあげられない家庭も多くある。
 交通事故で。地震で、病で。事件で、今年は、静かに喪に服していたい。
 いまだ、ショックから立ち直れない人々が大勢いる。
 人々の言葉には、慰めを見つけられず、周囲もどう語りかけてよいか戸惑う人たち。
・年の瀬の急な引越しを迫られているマンションの人たち。

そんな悲しみに暮れている人たちは、クリスマスを祝えないのでしょうか?

飼い葉桶に寝かされた嬰児が、クリスマスのしるしということは、どういうこと?

世の中が賑わっているときに、世の中の賑わいから取り残されてしまった人たち。
一番、社会の片隅に追いやられてしまった人にも、神様の愛が届いていることを知らせるために、
神様が、着の身着のままで近づくことができる場を用意してくれたということ。

クリスマスは、祝う気になれないと嘆いている人にこそ、神様のほうから近づいてくれるというしるし。
神様はすべてを失い、悲しみの中に沈んでいる人へも、愛していると告げ、
あなたには、これからも生きる価値があると告げ、
そして、慰めを与え、力を与え、希望を与え、将来を与えるという
神様からの愛のメッセージを受け取る日。

だから、たとえ、この世のクリスマスは祝うことができなくても、
神様からの本当のクリスマスは、あなたと共にあります。
先に天に召されたあなたの愛する人は、今、神と共にいます。
神は愛ですから、あなたを愛すると同じように天に召された人のことも愛しています。
だから、失われた命は決して無に帰することはありません。
だから、安心して。

暗闇の中に照らされる光、あなたと共に。