主イエス・キリスト・       御言葉の黙想

み言葉が開けると光を放って、無学な者に知恵を与えます。詩篇119:130

サウルとサムエルとに従って出て来ない者の牛は、このようにされる。 Ⅰサムエル11:7

民は主を恐れていっせいに出てきた。                 Ⅰサムエル11:7

サウルが内側は強欲で自己中心な肉の人であることをこの御言葉も示しています。

サウルとサムエルは全く性質の異なる人物です。
サウルとサムエルという言い方で同等の人物に並べられることはできないにも関わらず、
サウルはサムエルと自分を同位に置くことで、
民にサウルかサムエルかという選択の余地を
残させないようにしました。
聖と俗を調和させようとしたサウルの狡猾さを現しています。
『民は主を恐れて』とあるとおりに
サウルに従ったのではなく、主に従おうとしました。

恐怖で民を統制しようとする王に良い王はいるでしょうか。
人は表面上従いはしますが、心は遠く離れています。

まことの王であるイエス様はどうでしょう?
人を恐怖で縛ろうとしたことが一度でもあるでしょうか。
ご自分をベリアルと調和させようとしたことがあるでしょうか。
エス様は民を招くとき、それは愛と赦しと憐れみでした。
エス様の元にゆくときに民は恐怖ではなく平安を得るのでした。
まことの王とはこのような御方です。