主イエス・キリスト・       御言葉の黙想

み言葉が開けると光を放って、無学な者に知恵を与えます。詩篇119:130

サウルの死に想う。

こうしてその日、サウルと彼の三人の息子、道具持ち、それにサウルの部下たちはみな、共に死んだ。                                                         Ⅰサムエル31:6
 
CGNTVのQTの学びから、今日でⅠサムエル記が終わった。初代イスラエル王のサウルの死でサムエル記は終わる。サウル王の死を学ぶ時、私たちは彼がみじめで悲惨な死を遂げたこと、討ち死にで終わるこの31章にサウル王に対してむなしいさを感じるかもしれない。
しかし、主にあってサウル王の死は無駄ではなかったと改めて教えられる。
サムエル記では、9章にサウルが登場し、31章まで実に22章もの間サウルの生涯が描かれている。
これほど多くの章がサウル王に費やされているのだ。
私たちは、サウル王の歩みを学ばなければ、主から離れた自分の姿を学ぶことはできないなかったのではないか。
もちろん、ダビデを通して学べることは多いが、自分自身の姿がサウルの中にあることを素直に認めないわけにはいかない。サウル王の生涯は、今の時代に生きるクリスチャンにも示唆を与えているとすれば、彼の生涯はやはり主にあって無駄ではなかったのである。神様の計画は最善であり、それはすべて主を愛する人々のために備えられたものであり、すべては益となることを、このサムエル記Ⅰから学ばせていただいた。感謝。