主イエス・キリスト・       御言葉の黙想

み言葉が開けると光を放って、無学な者に知恵を与えます。詩篇119:130

ひとりの妻の夫であり                     テトス1:6

離婚の後遺症

最初の結婚生活を10年間したのち、離婚をし、10年間の休養期間を置き、
そして、昨年、主の憐れみによって、再婚することができました。

最初の結婚生活は、激しい憎悪の連鎖、内戦状態で、お互いに狭い家の中でひたすら戦っていたために、
お互いにぼろぼろの状態でした。

そこで教えられたのは、人の罪というものだったと思います。

人の罪というものを嫌というほど味合わされました。
今も世界で起こっている戦争は遠い他人ごとの話ではありません。それは、小さな家庭の中でも起こるものです。
平和な家庭のすぐ隣の家では戦争が起こっているかもしれないのです。

人はみな人殺しの性質を秘めています。互いに憎しみあい、傷つけあい滅ぼしあいます。
人を殺さなくて済んでいるのは、
神様の憐れみによって、殺さなくてもいい環境におかれているからに過ぎません。
神様の平和が取り去られれば、人はあっというまに、サタンの奴隷となってしまい、
罪の本性を現す恐ろしい存在です。

人の善には何も期待することは出来ません。
人の罪性とはそれほどまでに恐ろしいものです。
ですから、人は罪の赦しがなければ、天国に入れないばかりか、地獄にゆき、その罪性ゆえに永遠の火で焼かれなければならない存在なのです。
人の罪の性質を軽くみてはいけません。

人はイエス・キリストの十字架によってのみ罪が赦され、救われるのです。

離婚後、10年間は心の痛手のため休養を必要としていました。
心の痛手は、主の御手の中で癒されていくものです。
御言葉により、魂が強められて、心の内側から新しい心の膜が張りなおされていくような感じです。
傷ついた心をつなぎ合わせようとしてもだめですし、心の外側から張り合わせようとしてもだめです。
心の内側からもう再び新しい膜で傷が覆われる必要があるようです。
それの意味することは、カウンセリングや心理療法薬物療法では、心の内側から新しくすることは出来ないということです。
キリストの命だけが、心を修復してくれます。



主の憐れみにより、再婚が許されました。
離婚後も、もう一度家庭を持ちたいという願いが消えず、ずっと祈ってきました。
エス様を愛し、お互いを愛することを大切にできる家庭を築いていきたいというごく普通の願いでした。

再婚して、フラッシュバックのように思い出す不安があります。
それは、この人はまたいつか自分を見捨ててしまうのではないか。初婚のときと同じような不和が起こるのではないか。

恐れ・不安が溢れることはありますが、イエス様の御言葉に信頼して対処するように努めています。

エス様の十字架は私の離婚の呪いのすべてを引き受けて下さいました。ですから、私と私の子どもたちに呪いが降りかかることはもはやありません。
私はイエス様が十字架の上で私の呪いを引き受けらた後、死んで復活されたことを信じていますので、すべてが新しくなり、再婚による結婚生活は、イエス様の新しい命によって創造されたものであることを信じています。

エス様の十字架と復活は、私たちにもう一度やり直すことを可能にさせる神様の恵みです。

『あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命したのです。それは、あなたがたが行って実を結び、そのあなたがたの実が残るためであり、また、あなたがたが私の名によって父に求めるものは何でも、父があなたがたにお与えになるためです。あなたがたが互いに愛し合うこと、これが、わたしのあなたがたに与える戒めです。ヨハネ15:16』
2010.9.20 結婚記念日 主を賛美します。