主イエス・キリスト・       御言葉の黙想

み言葉が開けると光を放って、無学な者に知恵を与えます。詩篇119:130

地は人手によらず実をならせるもので、初めに苗、次に穂、次に穂の中に実が入ります。マルコ4:28

あなたがたのうちに良い働きを始められた方は、
キリスト・イエスの日が来るまでにそれを完成させてくださることを私は堅く信じているのです。                                               ピリピ1:6
初めであり、終わりであるイエス様。
 
エス様が、私たちの心の中にまかれた福音の種は芽を出し成長を始めました。
私たちの心の奥深くに住まわれたイエス様、聖霊様は、私たちの心の中で、神の国の建設を始められました。
これは、神様の計画によるものであり、私たちには摩訶不思議なものであります。
一体、なぜ、私が選ばれたのか。私のようなかたくなな者の心の畑を耕し、良い地に変えてくださったのはなぜなのか。
けれども、聖書を見ると、私たちのうちに良い働きを始められた方は、・・・それを完成させてくださると記してあります。
そして、パウロは、それを堅く信じると言っています。
私たちが、学ぶことは、私のうちに始められている神の国は、成長を続けているということ、そして、それを主ご自身が守り育てて下さっているということをただ、堅く信じるのだということです。
 
疑いたくなります。わたしは、本当にクリスチャンになってから、成長しているのか?ほんとうに実を結ぶのか?と。しかし、聖書が言っていることは、自分自身の中を探ってみることではなく、成長し下さる神に信頼を置くことであると。
 
「向こう岸へ渡ろう」。イエス様は、種まきのたとえをされた、その日の夕方に弟子たちに語られた言葉であります。弟子たちは、このイエス様の言葉に信頼し、この言葉を受け入れ、そして向こう岸へ渡るために船を出すという行動に移しました。
その途中に、嵐が起こり、弟子たちは、嵐に翻弄され、自分のいのちを危ぶみました。
ふと、イエス様を見るとイエス様は、嵐にも関わらず、とものほうで枕をして眠っておられます。
 
彼らの心は、「向こう岸へ渡ろう」と言われた、主の言葉をしっかりと握りしめていれば、主は、このような嵐の中でもきっと守り導いて下さるに違いないと信じ続けていれば、やがて嵐も治まったことでしょう。しかし、
彼らは、御言葉から目を離し、嵐に心を奪われてしまいました。
しかし、イエス様は、ご自身が「向こう岸へ渡ろう」と弟子たちを招かれたゆえに、最後には、彼らを一人も失うことなく、『向こう岸』まで、渡らせて下さったのです。
主が、初められ、主が完成して下さるのです。 私たちの内に始められている神の国は、今も成長を続けていることを信頼して新しい一日を始めていきましょう。感謝です。

私を遣わされた方のみこころは、わたしに与えて下さったすべての者を、わたしがひとりも失うことなく、ひとりひとりを終わりの日によみがえらせることです。              ヨハネ6:39

2013.9.22 集会メッセージ要旨。