主イエス・キリスト・       御言葉の黙想

み言葉が開けると光を放って、無学な者に知恵を与えます。詩篇119:130

宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。ルカによる福音書2章7節

失望と不安からいのちの喜びへ

 

宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。ルカ2章7節

 

ここに4つのろうそくが灯されました。

どんな暗闇が大きくても、小さなろうそくから灯される光を消すことはできません。

闇は決して光に勝つことはできません。

 

今年の一年もコロナで始まりコロナ禍で終わるような雰囲気です。

コロナ禍の中で仕事を失った方々、悲しみや孤独を味わった方々、

先が見通せない不安にさいなまれた方々、日々の糧が得られなかった方々など多くの困難を経験された方々が大勢いたと思います。

しかし、このような時にあっても、教会は救い主であるイエスキリストがこの世にすでに来られていることを世の中に伝え続けています。

なぜなら、救い主であるイエスキリストは、すべての人の喜びと希望の源であるからです。

 

7節 

マリヤに許された出産場所は、洞窟の家畜小屋でした。

不潔で、寒く、暗く、とても赤ちゃんを産むに良い環境とは言えません。

出産を控えた女性にとって安心・安全な所で子を産みたいという思いは母性に訴えるものではないかと思います。しかし、その要求を満たすことができませんでした。

マリヤといえども、与えられたこの環境に失望したのではないかと思います。


しかし、月が満ちイエス様を産み出した途端、マリヤの心は新しい命の誕生に喜びで満たされました。

生まれたばかりのイエス様を見つめるマリヤの目は輝き、神への讃美と感謝へとマリヤの心は満たされました。
エス様の誕生によって、マリヤの思いは失望から喜びへと一気に換えられたのです。

 

 

私たちの心の中にも洞窟のような暗闇があります。周囲の環境を見渡し、この環境はわたしにはふさわしくないと不平と不満、失望でいっぱいになっている暗闇の洞窟です。
しかし、マリヤのように暗い洞窟の中であっても、イエス様が誕生すれば不平と不満は、喜びに換わります。
クリスマスは、私たちの心の中の暗闇に救い主であるイエス、幼子であるイエス様を迎える時です。
心の中にイエス様を迎え入れましょう。心の中に生まれた幼子イエスを見つめることによって、私たちの心は光り輝き、喜び、平安、感謝に満たされてゆくのです。

 

2021.12.19 茅ヶ崎集会クリスマスメッセージ 要旨