主イエス・キリスト・       御言葉の黙想

み言葉が開けると光を放って、無学な者に知恵を与えます。詩篇119:130

敵意は十字架によって葬り去られました。エペソ2:16節。

神の家族のはじまり。

敵意は十字架によって葬り去られました。エペソ2:16節。

エルサレムの神殿には、異邦人とユダヤ人の庭の間に隔ての壁があり、『その壁を乗り越える異邦人は死刑に処せられる』という注意書きが掲げてあったそうです。

ユダヤ人が大切にしていた律法は人を裁くための手段となり、互いに敵意さえ産み出し人と人を分け隔てる壁となりました。

エス様が十字架の上で手足に釘打たれ血を流されたのは、人の心の中にある敵意、憎悪をご自分の体に釘付けにしてしまうためでありました。

エス様が苦しみを受けながら私たちの敵意をその身に引き受けて下さったことにより敵意は廃棄されました。

私たちはイエス様の十字架を見上げる時、私たちの中にあった人を裁く心、憎む心は消え去り、いつのまにか心の中に平和が生まれます。それは、イエス様が敵意の代わりに私たちの心の中に平和を与えて下さるからです。

エス様こそ私たちの平和であり、人と人を結びつけることのできる御方です。

さらにイエス様は人同士の敵意を取り除くだけでなく、神との間にあった敵意も取り除いて下さいました。

イエス・キリストこそ私たち平和でありまた神との平和です。

エス様が人の心から敵意を取り除き、平和を与えてくれたゆえに、

神の家族がはじまりました。