『その憐みは代々に限りなく主を畏れる者に及びます』ルカ1章50節。
46節から56節はマリアの賛歌と言われています。
これはマリアを賛美するのではなく、マリアに目を留めて下さった主の偉大さを讃えている御言葉です。
『憐み』という御言葉が2回記されています。50節、54節。
『憐み』とは、神の恵みが目に見える具体的な形として現わされることで、
神の最大の憐みの行為は、神が御子を世に遣わして下さったことです。
神様の愛が独りのみどりごの姿をとって現わされたのです。
御子の言葉と行いを通して、神様はご自身が愛の御方であることを私たちに教え下さいました。それゆえ御子を見れば私たちは父なる神様がどんな御方であるかを知ることができます。
その憐みの極みは、御子を私たちの罪の贖いの供え物として、十字架につけることでした。
御子が十字架にかかり死によみがえられたことにより、罪の贖いの御業(憐み)が成就しました。その憐みは代々限りなく続くのです。
『憐みは代々限りなく、主を畏れる者に及ぶ』50節。
マリアの胎に宿られた御子は、今の時代も主を畏れる者と共にいて下さいます。
共に御子のご降誕を祝いましょう。
2019.12.8 茅ヶ崎集会 建徳抜粋