黙想
どうか父が、あなたの栄光の豊かさに従い、
御霊により、
力をもって、あなたがたの内なる人を強くしてくださいますように。
エペソ人への手紙3章16節
私たちの内なる人にまで届いて下さる御霊なる神様の働き。
わたしは、家族のためにエペソ3章14節から16節までのパウロの祈りにそって祈ります。
①その栄光の豊かさに従い、
今イエス様がおられる神と小羊の御座からはいのちの水の川が溢れ流れ出ています。
このいのちの水の川のほとりにはいのちの木が茂り、
いのちの木からは豊かないのちの実がなっています。
いのちの木の葉は諸国民を癒します。
どのような実がなっているのでしょうか。
御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。
このような天的な霊の賜物の実が神と小羊の御座の前には満ち溢れています。
パウロは、このような天に満ち溢れている神からの賜物を栄光の豊かさと表現しました。
そして、このような賜物によってクリスチャン一人ひとりが強められてゆき、
クリスチャン一人ひとりが神の賜物の豊かさによって歩めるようにと祈りました。
②御霊により
では、この神と小羊の御座にある神の賜物をどのようにして私たちは、実際に受け取ることができるのでしょうか。
受け取ることができないのなら絵に描いた餅に過ぎなくなってしまいます。
パウロは御霊により、と祈りました。
御霊なる神様は、天におられて目に見えない父なる神様の御意志をこの目に見える世界にもたらす助けをいつもなさってくださいます。
父なる神様が天と地を創造された時、
父なる神様の御意志にそって、形を創造されたのは御霊なる神様の働きでした。
母マリヤの胎の中に御子を与えることは父なる神様の御意志でしたが、
そのことを形に創造されたのは御霊なる神様の働きでした。
御霊なる神様は今も神様の世界を私たちの目の前にもたらして下さり、そのことを通して父なる神様に栄光が帰されるように働かれています。
パウロが御霊により、と祈ったのは、この御霊なる神様によって神と小羊の御座にある栄光の豊かさが 、御霊なる神様が今も働いて下さっているので、
私たちの内なる人に実際に届くことを知っていたからでした。
私たちの内なる人がどのようにして存在しているのか、そのことを知っておられるのも
神様の他ありません。
御霊なる神様は、内なる人にどのようにして栄光の豊かさを届けることができるかもご存じです。
③力をもって、
力とは無から有を生じさせることです。
力とは実現することです。
御霊を通して持ち運ばれた天の賜物が私たちの中で実際になることが、「力をもって」ということです。
私は、家族が神の愛の帯によって結び合わされることを祈ります。
愛は、神と小羊の御座に満ち溢れています。
この愛を私たちの内なる人にまで届けて下さり、
目には見えませんけれども、愛の帯によって家族を結び合わして下さる力が働かれます。
私は、自分の中にある怒りが消え去り、平和が与えられることを祈ります。
この平和も、神と小羊の御座に満ち溢れています。
どうように、この平和を私の内なる人に届けて下さり、
実際に怒りが消え平和な心に満たして下さる力が働かれます。
④内なる人を強くしてくださいますように。
一点の光があれば、暗闇はこれを覆いつくすことはできません。
清水が湧き出ていれば、泥水も清水を汚すことはできません。
私たちは、四方八方から苦しめられますが、
窮することはありません。
途方にくれていますが、
行きづまることはありません。
迫害されていますが、
見捨てられることはありません。
倒されますが、滅びません。
いつでもイエスの死をこの身に帯びていますが、
それは、
イエスのいのちが私たちの身において
明らかにされるためです。Ⅱコリント4章8,9,10節
周囲にどんなことがあっても、
私たちの内側からいのちが注がれて、
いのちに満ち溢れるクリスチャン生活が送れることを祈ります。