雲のように私たちを取り巻いているのですから、 ヘブル１２：１

【雲のように】

私たちの前に置かれている競争を忍耐をもって走り続けようではありませんか。

11章においては、神様を信じて生きてきた旧約聖書の中の数々の人物を紹介している。
彼らの物語はみな神様をどう信じて生きたかを証しする物語であったのだ。
そのような証し人が雲のように私たちを取り巻いているという。

私たちは決して独りでいるのではないのだ。
主の懲らしめと主の責めに遭っている時、なぜ自分独りが・・と孤独にさいなまれるとしても、
私たちの周りにはすでに多くの試練を受け、そして、試練を乗り越えてきた証し人たちが
あふれ出しているという。

ヘブル書の著者は私たちを責めたり、脅したりするために
この書物を書き記したのではない。

神を信じる道は孤独ではなく、
雲のように多くの証人に囲まれ、
そこには逃れの道と助けと報いが備えられていることを教えるために書かれたのだ。

そして、今、新約の時代に生きる教会の群れに対しても、
主イエス様を信じて生きてゆくことを勧めている。