主イエス・キリスト・       御言葉の黙想

み言葉が開けると光を放って、無学な者に知恵を与えます。詩篇119:130

だから、あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に十分あります。マタイ6:34

【アスタマニャーナ】

神のなさることは、すべて時にかなって美しい。伝道者の書3:11

坂本九さんが、なくなった日、私は、北海道の別海町で酪農をしていました。居酒屋で、その飛行機事故を知りました。「明日があるさ」をはじめ、明るい笑顔と歌声で心を和ませてくれて、惜しい人でした。
私の好きなジョンデンバーも、飛行機事故。フォルクローレの素晴らしさを日本に紹介してくれたクリスティーナとウーゴも自動車事故で命を失ってしまいました。みな、私の好きな歌手でした。
 
神様が、なぜ、思いもかけない時に、大切な人の命を取ってしまうのか。
ほんとに神様の不思議の一つです。残された者にとっては、神様、なぜと言いたくなることです。
人には、触れることのできない領域があります。それは、命の長さ。
死も、人の思いや願い、努力によって操作することのできない領域です。
そして、人との出会いと別れ。人が誰に出会って生きていくのかを決めることができません。
ただ、すべてに時があり、すべての時は神のみこころにかなって美しいものです。
 
時を支配する神様の権威を知ったとき、初めて、人は、明日を神に委ねざるを得ないことを知るのではないでしょうか。
神様、なぜ?の質問に答えはない時が多いと思います。
しかし、なぜ?という疑問を残したまま神様には最善の時が備えられていると信じる時から、新しいなにかが始まります。
時を神様に委ねた人には、美しさがあると思えるのです。