主イエス・キリスト・       御言葉の黙想

み言葉が開けると光を放って、無学な者に知恵を与えます。詩篇119:130

この神殿を壊してみよ。三日で建て直してみせる。ヨハネ2:19

ヨハネ福音書213節から22
『新しい神の神殿』
19節『この神殿を壊してみよ。三日で建て直してみせる』
 
エス様がこの神殿を壊してみよと言われた時、イエス様の話を聞いたユダヤ人たちは、ヘロデ王が建てた今ここにある石の神殿のことを指していると思った。
しかし、イエス様の言われた意味は、ご自分の体のことを言われたのであり、『神殿を壊す』とは、主の体を十字架につけて殺すことを言っていた。イエス様の言わんとしていたところは、『たとえ私を十字架にかけて殺したとしても、私は、神の全能の御力によって、三日目によみがえる』ということを明らかにされたのであった。
弟子たちは、このイエス様の言葉を聞いた時にはその意味が分からなかったが、イエス様がよみがえったときには、イエス様がご自分の体のことを言っていたことに気が付きました。
 
21節『イエスの言われる神殿とは、ご自分の体のことだったのである』
ここから、旧約聖書の時代に無かった新しい神殿の理解が始まります。神殿に対する神様の御心が示されました。
【神殿の機能】神殿とは、神と人の出会うところ、神の臨在されるところ、そして、人が神に礼拝を含めた祈りを捧げるところでありました。
【神殿の歴史】モーセの時代には、幕屋があり、そこが神殿の原型となりました。出337
ソロモンにより神殿が建てられ、神殿を中心としたユダヤ教という一つの形が作られました。Ⅰ列8章、9
神殿は、バビロンにより壊され、ペルシャの時代になって、神殿の再建がはじまり、
ローマ時代になり、ヘロデ王によって神殿が建てられました。
1
1:イエス様ご自身が神の神殿となられた。21節、黙示録2122
すなわち、イエス様ご自身こそ礼拝の対象であり、イエス様を通して、人は神に出会い、イエス様に祈る時、神は祈りを聞いて下さる。
2:イエス様ご自身が神殿となられたので、礼拝の場所の制限がなくなった。イエス様に対して、いつでも、どこでも、どのような時でも、霊とまことをもって礼拝を捧げることができるようになった。ヨハネ424
2 私たち、人の体に聖霊が宿る神の神殿であることが始まった。そのことを知った。Ⅰコリ31617
 御霊の宿る神の神殿である私たち、それゆえ、

   自分の体を大切に扱わなければならない

   私たちの体を神に捧げることが、私たちのなすべき礼拝であるという理解が与えられた。

すなわち、ユダヤ人が神殿にいって捧げ物を捧げれば礼拝をしたと思っていたように、
私たちが日曜日に礼拝式に出席すれば礼拝をしたと思うのではない、
つまり、神を敬うということは、私たちの生き方を神に捧げて、神様の御用のために、用いていただくことが礼拝である Ⅰコリ619節、ローマ1212
3 信じる者たち全体において互いに組み合わされて神の聖なる神殿となる。エペソ221416
 
エス様を礼拝していればいいのだ
私たちも御霊を宿す聖霊の宮なのだ
それゆえ、自分の体を大切にしましょう
礼拝とは、自分の生活を神様にささげて用いていただくこと
私たち信じている人たちの集まり、すなわち、教会全体がを通して礼拝を捧げることが、大切なんだ。
 
 
黙想 『三日で建て直してみせる』
もし、あなたが古い宗教的な誇り、あなたの拠り所となっていた神殿、すなわち、あなたの自我が砕かれることをあなたが望むなら、私は喜んであなたの古い神殿を壊す。そして、あなたが、そのような神殿が空しいものであったことを素直に認め、心砕かれて、新しい神殿が建て直されることを願うならば、私は3日のうちにあなたの内に新しい神殿を建て直すことを約束しよう。
私はあなたが、古い神殿から新しい神殿に仕えることを望んでいる。
私はあなたに新しい霊を授けよう。それは、私の心となる。
あなたが主イエスを拝むなら、主イエスはあなたの神となる。
 
参照 哀歌31~、Ⅱコリント18~、エレミヤ3143128

2017.5.28 茅ヶ崎集会、片瀬山集会